ART今月のアート

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チャールズ・デムス

モダニズム

チャールズ・デムス(Charles Demuth, 1883–1935)は、アメリカ近代絵画を代表するアーティストの一人であり、詩的な感性と構築的な美しさを融合させた“精密派(プレシジョニズム)の先駆者として知られています。

一見無機質な対象にも、デムスは独自のまなざしで詩情を与え、そこに静けさとリズムを宿らせました。彼の画面には、20世紀初頭のアメリカの“モダン”が息づいています。

また、デムスは詩人や作家とも深く関わり、視覚芸術と文学の境界を越えた知的で洗練された表現者でもありました。彼の代表作《I Saw the Figure 5 in Gold》では、数字やタイポグラフィが大胆に使われ、ポップアートやデザインにも影響を与えています。

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